「リフォーム店に雨漏りを見てもらったけど直らなかった」、「ホームセンターで雨漏りは直せないのか?」という話をよく耳にします。
また、頻繁に広告を目にするリフォーム会社や家電量販店、ホームセンターが行った雨漏り修理の痕(直っていない)を診させていただいたことが何度もありますが、驚くような修理がしてあることがほとんどで、正直言うと、直せないなら、直せないと正直に言って、触らないで欲しかったと怒りさえ感じることが多いです。
ホームページや広告で「雨漏り専門」とピールしている業者の多くが、実際は雨漏り修理のプロと呼ぶにはいささか問題があることが非常に多いです。特に塗り替え(塗装)屋と言える会社や「○○専門」と言っていろいろな専門店をやっているようなリフォーム店(なぜか「○○工房」などの名前ば多い)の場合、広告や看板では「雨漏り修理ナンバーワン」などと記載して、消費者を誘導しますが、「直らなかった」というだけでなく、「不必要な大がかりで高額な工事を提案された」という話もよく聞きます。
なぜ専門店を名乗るのに直せないのか!?
雨漏り修理の専門店というのは、実際には存在しておらず、業者が勝手に名乗っているだけです。そんな業者が雨漏りが上手く直せないのは、専門店と言いながら専門知識がないことが大きな原因ではありますが、何ら資格がなくても名乗ることに制限はないですし、資格も不要です。多くが経営者自体も「素人」であり、プロを名乗りながら建築士を雇えば何でもわかると思っているくらいのレベルであることも要因であると考えます。
もっと分かりやすく言うと、建築に関して無知だから故に、実際は構造と建築に関する法手続きに関してだけの資格である建築士が建築の事なら何でもわかると思ってしまっていたり、厚顔無恥であるので、出来もしないことを「○○専門」として広告してしまっています。(地場の小さな会社はそのような事は少ないですが・・・)
一般の方もご存じない方が多いかもしれませんが、1級、2級いずれの建築士も構造と建築に関する手続きに関して以外は、学校でも教えないですし、試験にも出ないので、ほぼ分かりません(構造に関してもメインは骨組みの強度)。防水や仕上げに関しては、本当にさわりくらいは学ぶ機会がありますが、実務については学ぶ機会もないです。施工管理を長く経験すれば、現場で見て覚える人もいますが、残念ながら建築士も施工管理技士も、試験専門の学校に通って取得する人が多いので、たたき上げで知識を得た本物はとても少ないです。
専門店を名乗る会社の実態
建築関連で「○○専門」と大々的に広告を出している会社の経営実態は、単なる中間業者であったりします。
「雨漏り修理を頼んだら、大がかりな工事を提案された。」という訴えが多くあることからも、うまく出来ないのに「専門」と謳っている業者は、消費者が雨漏りで困っていることに漬け込み、必要以上の工事をさせ大きく利益を得ようと考えます。多くは屋根の葺き替え、全面防水などの金額が多くなる工事をすすめてきますが、実際は一部を直せば済む雨漏りがおおいです。もちろん、経年劣化が激しく、一部を直しても他の部分で問題が起こるような場合は全面を改修するのが好ましいですが、このような業者は、全面を直す工事自体も適切でない事が多いため、信用するのは危険です。
雨漏りが直せる業者とは?
雨漏りに関してだけ言うと、屋根や防水の知識だけでなく、板金、外壁、コンクリートなどの知識、建物全体の雨仕舞いに関する知識の他、建物修繕全般に関する知識も持っていないと原因の特定も最適な直し方も判断付かないはずです。したがって、高い知識を持ち合わせたうえで、現場での多くの実務経験を通じ、各職(建築に関する職方)のノウハウを学んだ者であれば、雨漏りを直すことができます。実力がある専門家に50歳以上が多いのは、相応の経験を積むには長い時間がかかるからでしょう。
特に気を付けること
ホームページやチラシで「雨漏り専門」という会社を見ても、直せるとは思わない事です。特に、経営者に十分な知識がなく、建築士等を雇っているだけのリフォーム会社などは、要注意です(頼まない方がよいでしょう)。また、地元の工務店などでも、経営者や技術者が、雨漏りについて詳しく説明できない場合は信用しないことです。